柊さんのブログ

柊さんの一日。

電車内の譲り合い

電車内、人の数は少ないが席は

ある程度埋まっている。

よくある光景だ。

優先座席にすわる20代後半の女性。

周りには優先座席の条件に当てはまりそうな

お客は一人もいない。

これも、よくある光景だ。

いくつかの駅を過ぎ、3人のおばちゃん連中が

乗って来た。楽しそうな話している。

3人は荷物を抱え辺りを見渡している。

1人なら座れる席はいくつかあるが

3人一緒に座れるとなると無い。

優先座席には先ほどの女性がいた。

もちろん、女性はうとうとしていたが

目が覚めた時に状況を把握したのだろう。

その席を立ち、その場から離れた。

なにもそこまで離れなくてもと思うほど

その車両の奥まで進み立っていた。

そのときだ。

「ほら、譲ってくれたよ。座りなよって」

「そうよそうよ、ほら座って。私は大丈夫だから」

と空いた席の譲り合いが始まった。

譲り合いなのか押し付け合いなのかって感じだが。

これも、よくある光景だと思う。

でも、その中で一番年配と伺えるおばちゃんは

少し大きな声で自分を指差しながらこう言った。

「老人にね。老人にね。」と。

そのおばちゃんはしぶしぶ座りまた話し始めた。

 

 

これでは席を立った女性も

譲った仲間内にも気分が悪くなる話だ。

なぜ、素直にありがとうとか言えないのか。

年配者には譲る、立って欲しく無い

筋トレしたいなどいろんな理由があるはず。

 

自分で深読みして、マイナスに受け取るのは

良く無いね。これだと、譲った人も悪い人になる。

いい言葉といい受け取り方をすれば

人生はもっと良くなると思うな